サイト構築時の一つの考慮点は、ディレクトリ名を複数形にするか単数形にするかという点です。例えば、画像保存ディレクトリを「images」にするのか、「image」にするのかというもの。エスペラントでは「bildoj」か「bildo」かという選択になります。「img」等と思い切って略称を付けてしまうのもありかも知れませんが、どうにも暗号的で好ましくありません。
Googleで検索してみても、杳として命名規則の一般論が分かりません。有名どころのウェブサイトを徘徊してみても、サイト構造はおろか命名規則も千差万別です。Windowsのディレクトリ名でも、「C:\Documents and Settings」と複数形で決めている場合もあれば、「C:\Windows\System」などと単数形で済ませている場合もあります(単に、Windows以外のシステムの為のファイル置き場ではないということもありますが)。
結局、あいづ・ジャパン Blogの冗長な表現という記事を参考にし、単数形で整理することとしました。可算・不可算やら集合名詞やらあれやこれやと考えるのはいかにも大変ですし、何より単純こそ一番です。考えなくて良いのが嬉しい。思うに、この辺りは一つの文化ともなっていそうです。
ディレクトリ名の文化といえば、UNIX, Linuxもディストリビューション毎という程ではないにせよ、それぞれの文化があります。かつて仕事でサーバの面倒を見た際にも苦労をした点です。単独システムの枠内だとシングルベンダですが、なまじそれらをまとめて面倒を見る立場になっていると、結局はマルチベンダになっているのだから大変厄介なことになります。障害を追うために慣れないサーバにお邪魔する際には、ディレクトリ対照表が手許に無ければ心細かったものです。荻窪のHPに研修に行った際にも、研修機のマウスパッドがディレクトリ対照表でした。こうしたHP-UXへの移行のための販促用品が必要な程であるのかも知れません。
Windows Vistaでも、長ったらしいディレクトリ名ではなく、ルート以下・ユーザ名以下の各ディレクトリでアクセス出来るようになりました(旧来のディレクトリは、新ディレクトリへのジャンクションになっています)が、それでもやはり複数形のままなのは、内部的な「ディレクトリ」という概念を隠して、「フォルダ」という隠喩を完成させたという思想であるが故なのかも知れません。
あくまで多様性が重んじられる文化ですので、一般論として敷衍することは出来ないでしょうが、少なくとも私は単数形に統一するという考え方に共感した次第です。
これはブログでいうところのカテゴリ名等にも関連してくるかも知れません。UEAやらAkademioやらも複数形ですが、本サイトでは単数形を採用することにしました。といってもテーマファイルやらアップロード先ディレクトリ名やらはWordPress標準の英語・複数形を使ってしまっているので、あまり統一感がないのですが。