構文解析機能の開発の息抜きに、エスペラント語の単語辞書引き機能へ発音関連情報を追加しました。辞書引き結果に国際音声記号(IPA)とカタカナ読みの表記を新たに加えることにしたものです。
エスペラント語は表記と発音が完全に一致している言語ですので、実装は割合簡単でした。接尾辞や文法語尾等は語幹と融合し、その一方で接頭辞と語幹や語幹同士は融合しないという規則さえあれば、後は単にエスペラントの字母(アルファベート)をIPAに字訳したり、「子音」「母音」「子音+母音」でカタカナに置換したりするだけで実現出来ました。アクツェント(アクセント)も後ろから二番目の母音に必ず付与されますし、その後ろに子音が二つ連続している場合を除いて長母音とすることも、一貫した論理(ロジック)で記述出来ます。
とはいえ、sam/ide/an/oを「サムイデアーノ」ではなく慣用化した「サミデアーノ」と読む場合は例外ですので、今は実装していません。また、アクツェント付き母音の直後にtr, dr, br, bl, kv, dzのように連続した子音がある場合には人により長母音にすることもあるそうですが、これも未実装です。なにぶん息抜き程度の機能なので、今後の実装優先度も低い物と考えています。
上記の通り、(ほぼ)完全な規則性に基づく発音なので、初学者の方や、興味本位でエスペラントの“触り”を眺めたい方以外には無用の長物かも知れません。とはいえ、エスペラント語日本語翻訳システムが完成した暁には、そうした方々にもお使いいただいて、エスペランティストの間口を広げたいと思っているので、こうした「言わずもがな」な機能を敢えて盛り込むことも大事だと、私は思っています。
なお、9月7日の朝日新聞の夕刊に、JR釜石線の駅にエスペラントの愛称が付けられている旨の記事(矢野直美氏のコラム「鉄子の鉄学」より、「銀河ドリームライン」)が載っていたため、それで興味を抱いて当サイトを訪れたというシナリオで何気なくluna noktoを検索してみたところ、versio 0.9.1で是正することになった障害が判明しました。いやはや、業務ですらコーディングから離れつつあるというのに、いわんや業務でないとテストケースがなおざりになりがちで、反省するところしきりでした。
その他、ここ数日で連続した改版点の委細は、以下の通りです。
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