本サイトで提供している「エスペラント語単語辞書引き機能」の形態素解析(・単語変換・文字列生成)機能が、エスペラント検定に合格したことを発表致します。……といっても、Akademio de Esperanto(エスペラント学士院)や日本エスペラント学会等の機関により権威付けられた検定では全くなく、けんてーごっこというサイトで有志が公開しているいくつかの検定を通過しただけです。半ば確信犯(誤用)的な発表ですが、景気付けということでご寛恕願います。
例えば『エスペラント合成語検定第三弾』を例に取りますと、最初はエスペラント日本語小辞典にも(合成語の形で)見出し語が存在するsendependeco等の語がありますが、進めていくとporvirina等の、『小辞典』の語根を組み合わせないと訳語に辿り着けないような合成語も出て来ます。この検定は三択問題の連続となっていますが、「引っ掛け」としても優れた選択肢が用意されています。poŝtelefonoを例に取り上げますと、poŝt/…と区切ってしまった場合の「“郵便”貯金」という選択肢があったりします。この辺り、出題者のbarkituro氏(「空想エスペラント」著者)の機知に感心致しました。なお、語根区切りを間違えて「郵便」という形態素訳を誤導出する例は、エスペラント日本語翻訳プログラムの先達である山野敏夫氏が「トラちゃん95処理概要」にて採り上げています。
何にせよ、上記の例ですと合成語の分解理解には成功していることが裏打ちされているわけで、設計書のメモの山だけでコードが1行もなかった1年前と比べれば、本サイトの翻訳システムの土台である形態素解析機能も成長した感があります。親馬鹿のようですが、「ごっこ」とはいえ合格を賜ったことは素直に嬉しく感じました。日本エスペラント学会が開催するエスペラント学力検定試験のエス和翻訳部分で満点をいただけることを目指しつつ、エスペラント語日本語翻訳システム「Ermitejo」の完成を目指して邁進する所存です。
もっとも、「ごっこ」とはいえあくまで検定ですので、本サイトの辞書引き機能の実力を計るのではなく、皆さんご自身が受験する場合には、本サイトの機能をお試しになるのは受験結果が出た後の復習まで取っておいてくださいね。
……と、もっともらしいことを書いておきながら、音韻関係の開発の際に参考となるウェブサイトを求めてGoogleの結果に引っ掛かった上記サイトに於いて、真っ先に本サイトの辞書引き機能を用いてカンニングしたのは内緒です。ただ、『エスペラント検定大学編』については、流石に天地神明に誓って素直に受験しました。元歴史学徒としてはつつがなく合格しましたが、どちらかというとエスペラントというより文化史的な分野の問いで、人工知能でいうところのいわゆる世界知識が必要となるような問題でした。これをプログラムにカンニングさせるには、翻訳システム以上の実装が求められそうです。
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