Ermitejo - エスペラント語日本語翻訳

#BLOGO
メール辞書引き機能を近日公開 >
2007/11/24

AMD Phenom解禁即入手の決め手

分類: ハードウェア / タグ: , ,

CPU界のボジョレー・ヌーヴォー、AMD Phenom 9500

AMD Phenom 9500が2007年11月22日(木)の昼に国内でも解禁されました。明けて23日にAMDのイベントが開催されましたので、AMD党の私も出掛けて行きました。その道すがら、記念としてご祝儀的に購入してみたりしました。

この刹那的な行動の意図は那辺にあるのでしょうか。

Phenom購入の言い訳

師問うて曰く、消費構造の刹那的なことこれ如何に。

子答えて曰く、好きだから! 以上!

……それだけではあんまりなので、色々と補足をば。  

あくまでもサブ機です

システム屋なのにあまり優れているとは言えない私の会社のPCを何度ひっぱたこうかと思う今日この頃ですが、私は趣味の過半数少なくない割合(6割方)がコンピュータ上でのものなので、自宅用のPCにはとことんこだわる気質です。

私は安定性と高速性を重視して、常用している自作PCは「自作PCではなく自作サーバないし自作ワークステーションと呼んでくれたまえ」と放言するようにサーバ用マザーボード+Opteron 252 *2 + Regestered ECCなRAM 8GBと、同僚に話したら十中八九どころか十中十で莫迦にされる構成にしています。音を抑えるために水冷化しているのが遊び心を兼ねているとも言えますが、ともあれ昔からデュアルCPUを旨としていました。

しかしコンピュータを常用していると、マルチタスクで作業をするのは当たり前で、昨今その傾向はとみに強まっていると言えましょう。お気に入りの作業用BGMを掛けながらいくつものエディタ画面を開いてプログラミングしつつ、UMLの描画ツールを立ち上げたり、ウェブで参考情報を集めたり、さらにその裏で通勤時にAdvanced W-ZERO3[es]で鑑賞するために映像を変換したり……と、きりがありません。

いくつかの作業は補助機に回しているのですが、補助とはいえ性能が良いことには超したことがないので、今般Spiderプラットフォームを新たに揃えるに至った訳です。玉突き式に第三位となった補助機ではありますが、ホスト名のkalliope(Καλλιόπη)までPhenom機に奪われてしまって、自分で行っておきながら少々不憫でした。

なお、自作機を構築するような人は往々にして複数のPCが転がる訳で、コンピュータ名(ホスト名)の命名規則に色々と知恵を絞ることが多いようです。私は統一感を持たせるために単一の命名規則しか採用していないのですが、世の中には色々な案もあって、これはこれで面白そうなのでいつか別個の記事にしてみようと思います。

AMD党として

日本人だから判官贔屓をしているのかどうか、ともあれ私はAMDを愛しています。私は玄人ではないただのファンなのですが、ともあれAMDは玄人好みするベンダです。

  • x64はAMD64がアーキテクチャが本道でIntel 64はその互換アーキテクチャに過ぎない。
  • ダイをくっつけただけではなくてコアがきちんと分離されているマルチコア製品である。

私がOpteron 252を発売日に買った頃は、IntelのPentium 4/Prescott, Pentium D等の失策等も相まって、性能面での優位性もかなりあり、その状況は1年以上にわたって続いていました。流石Intelもその巨人たる所以を遺憾なく発揮して、45nmプロセスルール採用が最大の武器となり、万人受けする性能面では2007年11月現在IntelのCPUの方がやや優れている状況と言えます。

しかし、それはあくまで市場の話。デュアルコアのダイをニコイチしただけのクアッドコアCPUとは違い、AMDの新しいOpteron (Barcelona)や今般のPhenom (Agena)は真正のクアッドなのです。金属製のヒートスプレッダに覆われて半導体基板であるダイは目に見えるわけでもないのですが、システム屋は洗練された設計への審美眼が大なり小なり持っているはずで、私などはこのネイティブクアッドコアの思想に浪漫すら感じてしまいます。目に見えるわけではないからこそ浪漫が沸き立つとも言えるのかも知れません。

……あ、いや、ちょっと待った。何ですかその販促キャンペーンは。

ネイティブを見よう、創ろう、魅せよう キャンペーン

対象製品ご購入の皆様に以下をプレゼント!

  • AMD特製 「AMD Phenom™ ネイティブ・ダイチャーム」

<対象製品>

  • AMD Phenom™ 9500プロセッサ
  • AMD Phenom™ 9600プロセッサ

※上記2製品、初回出荷ロットよりそれぞれ2000個(合計4000個)限定。

「販促なだけに反則じゃないか」「誰が巧いことを言えと言った」などと夜更けに独り怪しくモニタの前でニタニタしながら呟くシステムエンジニア・約30歳。怪し過ぎです。

べっ、別にクアッドコアチャームが欲しかったんじゃないんだからねっ!

販促品のみでは惜しいクアッドコアチャーム

ビット数を費やして参りましたが、結論はどうやら明々白々の様子です。AMD党の私の心を鷲掴みにする粋な計らいに直撃された次第です。

かくして、クアッドコアであることを雄弁に語るこのチャームは、浪漫が具現化された結晶として我が家に降り立ったのでした。AMDロゴや紐の色が紫というのも、Phenomの色に合わせられていて心憎いです。

私の趣味の過半数に入らない方では、細かいものですとAMDの販促グッズを集めるという怪しいものもあります。この販促品はかなり珍重な品なので、一も二もなく飛びついた次第です。満足して家路についたのですが、しかし上には上がいるもので、ASCIIの小西氏のコレクションは垂涎ものです。

小西氏は業界人なので色々な機会で販促品を得る機会があり、私にとっては羨望の的なのですが、翻って私の参加するセミナ等はユーザ系金融システム屋という都合上、また私の担当では運用を持っているわけでもないので、ソフトウェア的なものにほぼ限られてしまいます。Rationalのステッカー等は会社のPCに張っていてRationalユーザとしてお守り代わりにしているのですが、AMDとは縁がなくて困ってしまいます。業界人ではない一介のしがないユーザ系金融システム会社従業員にとっては、購入特典は入手方法の最たるものと言えます。

販促品としては私のような濃いマニア相手に遺憾なくその効果を発揮しているのですが、さりとて私のように販促品目当てで購入するまでには至らない人も多くいるでしょうし、小西氏の述べられるように市販化への道が開かれることを期待して止みません。

AMDの「兄貴」こと土居氏が製造サンプルや不稼働品のダイを封入したものであるとイベントで話されましたが、 今こそリサイクルの錦の御旗を掲げるべきです、と自分に都合良く論じてみたりします。

Phenomはクアッドコア製品(9000番台)のみならずトリプルコア製品(8000番台)もあります。クアッドコアの一部不稼働品をトリプルコアとして使うという、全体としての歩留まりを上げるための品揃えでもあります(PlayStation 3も然りで、Cellは大コア1+小コア8の構成となっていますが、このうち子コアの1つは無効化されています)。流石にデュアルコアになってしまったPhenomは高クロックなAthlon 64 X2と比べて価値が低いので、2コア以上が駄目なダイへ新たな使い道が与えられると良いですね。

いつの日か蜘蛛の脚が翻訳することを夢見て

金属製エンブレムシール等のAMDグッズ蒐集のためだけではないのですが、ともあれ上記の通りPhenom関連のイベントにも参加して参りました。 イベントの詳細は各種報道サイトにお任せすることにしますが、一点だけ「兄貴」こと土居憲太郎氏のこぼれ話を紹介します。

Spiderプラットフォームの命名は、実のところUSもあまり深く考えていなかったようです。Athlon 64 X2 Black Editionの広告で用いた蛇・蝙蝠・蜘蛛の案の残り物という説もありますが、しかし、一応合理的な理由付けもあります。ネイティブクアッドコア(4)のPhenomとCrossFireXによるRadeon HD 3800の4枚挿し(4)の合計8は蜘蛛の脚を意味し、そしてそれを繋ぐ胴体がAMD 700シリーズのチップセットであるとのことです。

今は引退してしまったのでMMORPG用にGPU4枚挿しの暴挙を敢行することはしないのですが、少なくとも4本の脚で色々なタスクをこれからも転がして行く愛で方をしようと心を新たにした次第です。

エスペラント日本語翻訳システム「Ermitejo」のマルチスレッド対応についても色々と考えてみています。ドメインを取っているとはいえ、しがない共用サーバに間借りしているこの身では役立たないのですが、いつの日か専用サーバを建てられる日を夢見つつ。

#65 (2007/11/24 04:24:59), Gardejo

コメントはまだありません »

コメントはまだありません。

このコメント欄の RSS フィード トラックバック URL

ご意見・ご感想をお寄せください

メール辞書引き機能を近日公開 >
< 脇書非表示 > 脇書表示