この度、エスペラント日本語翻訳システムErmitejoの開発に使っております機器が一斉に故障致しました。このため、Ermitejoのソースなどの開発資源の一切を失ってしまいました。Ermitejoの完成を心待ちにしてくださっているユーザの方々に、深くお詫び申し上げます。
今晩、年度末の大掃除をしようとしたところ、LAN配線に足を引っ掛けて転んでしまったのが直接の原因です。その拍子にLANケーブルで繋がった全ての機器が机から棚から次々に雪崩を打って落下してしまいました。これにより、開発用ワークステーションやバックアップ用の正副両系統のNASのHDDが軒並みdisk errorを引き起こしております。
また、機器が落下したことによってバランスを崩した棚が、その脇の本棚に衝突し、本棚のガラス戸を破り、中に保存していたDVD-R, CD-R, MO, USBメモリ, FDなどを物理的に損傷してしまいました。これらのメディアも読み取ることが出来なくなっています。
HDDのデータサルベージ業者などをこれから手配致しますが、物理的な損傷を来したため、復旧の見込みはまだ経っておりませんし、復旧する可能性自体も極めて低いものと想定しております。復旧が不可能である場合には、開発者である私の記憶の残る限り、元のコードの復元に努めることを考えています。ただし、設計文書なども含めて全ての資源が失われたため、原状に戻るまでには数年程度の時間が掛かりそうです。
システムの一部分として先行公開している辞書引きシステムでさえも、多くのユーザの皆様にお使いいただき、ご指導やご鞭撻を賜って少しずつシステムを成長させてきたのですが、今回の事件でその前途に重大な障害が発生したことについて、とても残念でなりません。散々ヴェイパーウェアだと自虐して参りましたが、まさか本当に雲散霧消してしまうとは、予想だにしておりませんでした。どのような形でお詫び申し上げたらよいのかも、皆目検討が付かない状態です。
今後についての詳細は以下に述べますが、まずは取り急ぎご連絡させてください。
(「開発機の故障によるErmitejoの開発停止」の続きを読む)
日本広しといえど、今更エスペラントと日本語の翻訳システムという「車輪の再発明」を行おうという物好きは私くらいのものだと思っていましたが、先日物好きの仲間が増えました。アキラさんという方です。「エスペラントを勉強せずに」というブログを立ち上げられ、精力的に更新を続けていらっしゃいます。
ブログを数ヶ月も平気で放置するどこかの誰かはアキラさんの爪の垢を煎じて飲むべきだと思いました。
という反省はさて措き。そんなアキラさんが上野式システムにいたく驚かれているようです。「上野式」というのは、故・上野俊夫氏が1985年4~6月の「PCマガジン」(ラッセル社)に連載された機械翻訳のシステムです。その後同社から『パーソナルコンピュータによる機械翻訳プログラムの制作』として書籍にもまとめられています。
その「驚き」というのは、私もいつか来た道です。現在は「敬意を表して別の道を行く」こととしています。この記事では、自然言語処理を趣味で取り組んでいる方へ向けて、「別の道」を採った判断根拠や、「別の道」としてのHPSGやオブジェクト指向Perlという道具仕立ての利点などを、簡単ではありますが紹介してみます。
(「HPSGとオブジェクト指向言語による機械翻訳序論」の続きを読む)
新年明けましておめでとうございます。旧年中に皆様からいただきましたアクセス・ご支援などに対し、改めまして深い感謝を申し上げますと共に、新年のご挨拶を申し上げます。
稼業の追い込みも終わり、まったり代休消化週間に突入しました。有給は殆ど使わずにいても大丈夫なのに、代休となると精算扱いとなって会社にとっても嬉しくないため、半ば強制的に取得させられているという意味合いもありますが、ともあれ休みは休みです。開発も随分手が着かないままで、まずは脳味噌の中で雑草が生い茂ったErmitejo関連の大地の草刈りから始める必要がありそうです。
そこで、知人にヴェイパーウェア呼ばわりされて悲しくなったので、生存報告を兼ねて近況報告を。アジア太平洋機械翻訳協会(AAMT)に入会しました。……と煽っておきながら、既に2007年を回顧した際に触れてしまっていたネタなのが恐縮です。
研究者でも業としての開発者でもない一個人にとっては、機械翻訳界隈の最新の知見に触れる機会は少しでも多い方が好ましいです。会員向けの資料も充実しており、入会してとても良かったと感じています。あまり詳しいことはここでは述べられませんが、折に触れて利点を紹介していけたらと思います。
この代休週間に色々と資料を読み通して、開発の士気向上に繋げてみます。年度明けからは累積残業時間も代休も初期化され、また忙しくなりそうなのですが、今までは忙しさに逃げていただけかも知れないので、何とか突破力を身につけたいものです。
入会したままつつがなく過ごしていて、「2007年の回顧と展望」でも言及してしまったので今更感がそこはかとなく漂いますが、ともあれ、昨秋を以て財団法人日本エスペラント学会(JEI, Japana Esperanto-Instituto)に入会しました。
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| « 5 月 | ||||||
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
| 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
| 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
| 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
| 29 | 30 | 31 | ||||